誉の複合加工部品・高難易度の金型部品
グラビティ鋳造金型(重力鋳造金型)・低圧鋳造金型、シェル中子金型には、必ずと言ってよいほど、“ガス抜きの機構”が盛り込まれています。今回ご覧いただくのは、その様なガス抜きの中でも、“製品形状なりのガス抜き”の加工をご覧いただきます。
製品には、当然様々な形状があります。深いボスの形状。
薄いリブ形状など、製品形状によって、その形も変わってきます。しかし、ガス抜きが効くようにすると、鋳造した際に、いわゆる「バリ」が張るリスクも高まります。金型のガス抜き機構には「鋳造の際のガスだまりをなくし、かつ、バリが出ないようにする」必要がある訳です。
今ご覧いただいている「形状なりのガス抜き入子」はガス抜きと同時に、“シェル中子の巾木の役割も担っている”という、単なるガス抜きではなく、複数の要素が盛り込まれているという、特殊なものになります。
この動画では、まず初めに、入子の回り止め加工を行い、続いて、シェルの巾木部分の加工を行っているところになりますが、このシェルの巾木も、回り止めの“カット”に対して、決められた角度で“振ってある”特殊な形状をしています。
ですので、加工基準点もいくつも設定し合わせていくという、難易度の高い加工技術が要求されます。
このような高難易度の金型部品の設計・製作でお悩みのお客様。
是非一度、弊社にご相談ください。
誉の高品位鍛造金型・外観意匠部品の鍛造型
弊社は、長年にわたり「グラビティ鋳造金型」「重力鋳造金型」「低圧鋳造金型」それらに使われる「シェル中子金型」の設計・製作を行うと同時に、高品位「鍛造金型」の設計・製作も行ってまいりました。
弊社で使っております「熱感鍛造金型」「冷間鍛造金型」の材料は、後々所定の硬度に「熱処理」を行うため、高品位の特殊鋼材を使用しております。
今ご覧頂いているのは、熱処理前の「ガイド孔加工」になります。鍛造金型は、熱処理後の後加工がありますので、加工技術的にも高いものが要求されてきます。
特に弊社で行っております鍛造金型は、いわゆる「外観意匠面にこだわった鍛造製品」が多いので、更に高い技術力が必要です。
弊社は、特に、この「外観意匠面にこだわった製品の鍛造金型」の設計・製作におきまして、お客様から定評を頂いております。
多数個取りの鋳造金型製作のポイント
今回は、アルミ鋳物金型の多数個取りの製作の様子をご覧いただきます。
アルミ鋳物製品の生産個数、月別数量、年間数量が比較的多いものに対しては、金型も多数個取りで設計・製作することが有効です。金型の型数そのものを増やす。
という事ももちろんですが、費用などのコスト面、歩留まりなども考えますと、「金型の多数個取り」は有効になってきます。
今回ご覧いただいているのは、グラビティ鋳造金型の6個取り金型の加工になります。
弊社の場合、グラビティ鋳造金型や低圧鋳造金型において、ベースにポケット加工を施して、そこに製品形状を加工した駒を入れ込む設計手法を用いる場合がございます。
ただ、多数個取りの金型のおける設計上の考慮するべき点や、注意するべき点などもいくつかございます。それは、湯口から遠い製品に対する温度の管理ですとか、今回の金型ですと、シェル中子を使用しますので、その場合には、複数のシェル中子とのクリアランスの設定などになります。
ポケット加工を施した「多数個取り金型」や、さらには複数のシェル中子を組み合わせた「組中子式金型」なども、弊社の得意とする分野でございます。
是非一度ご相談ください。