今回は、シェル中子の巾木部分の金型部品。こちらのスキャニングにおいて なかなかカメラから認識しずらい、「谷間の形状」をきちんと カメラに認識させることを行っていきたいと思います。 この巾木部品は、円筒と円筒の重なったような、比較的単純な形状で 実際の巾木の外周部分はそれほどスキャニングが難しくはありません。 ですが、この円筒と円筒の間に、少し特殊な谷間の形状(凹み形状) アルミ鋳物の製品の形状があります。 その部分もきちんとスキャニングして、巾木部品の形状を作成していこう。 その様に考えました。 そのためにATOSのカメラの向きを変えたり、角度を変えてみたりといった 作業を行っているところをご覧頂いております。 ATOSの3Dスキャナーのちょっとした向き、方向ですとか、角度ですとか、 上下方向ですとか、そう言った微妙な調整で、うまくカメラが認識する事が出来ず 形状が取り込めないといった、コツのいるところになります。 弊社は、深くて狭い「リブ形状」を持つアルミ鋳物製品など、スキャニングが 難しい形状の測定も行っております。