それでは今回は「X座標」の実際の計測とプログラム入力の様子もご覧いただきます。 ワークが3つありますが、一つのワークに対して計測用のプログラムを組めば、あとはMDIの自動呼出しで、繰り返し他のワークについても、その計測プログラムは使用することができます。 ただ注意しなければならないのは、計測球を次のワークに移動させる際のZ方向の高さと 「X座標の測定」であれば基準となるXの平面同士の、ほぼ中央に芯出し球が来ているかどうかの確認が必要です。 これは今回のワークのような“柱状”のワークだけでなく、計測する場所が「四角や丸の孔形状」についても同様に注意が必要です。また、柱状では“芯出し球の動く距離的クリアランス”に注意が必要ですし、孔形状の場合、芯出し球の早送り距離には細心の注意が必要です。でないと、計測球が早送り状態でワークに当たり、せっかく最初に出したワークの加工基準を、もう一度初めから計測し直すことになってしまいます。